ポルトドフォトケースと私

ポルトドフォトケースが実店舗でもオンラインストアでも大変ご好評をいただき、
写真月間である6月いっぱいまで販売期間が延長となりました。
「写真をカタチに残し、その中の想いを大切にする」という
私たちがみなさまにお伝えしたい想いがすこしでも伝わればうれしく思います。

さて、本日は私の思うポルトドフォトケースのつかいかたと想いを書いてみますね。

写真にとって画の完成度はもちろん大切なのですが、
きゅんとした瞬間に”シャッターを切る”という行為がとても大切だなあと思います。
その瞬間のまわりには物語があって、
写真を見るたびに物語を思い出したり気持ちがタイムスリップしたり。

そんな瞬間の写真って、私は自分だけでこっそり持っていたい気がしてしまいます。
見せびらかすのはすこし勿体ないような気持ち。
そんな気持ちにポルトドフォトケースは寄り添ってくれる気がします。

私は5種類の限定色の中から赤いポルトドをえらびました。
普段つかうノートや小物は黒や白が多いので、
ひとつ赤いものを持つと気持ちがぱりっとします。
そして赤の中には、赤いローストビーフの写真を入れました。

この写真は、学生のときに友人と3人で行ったグループ展の1枚です。
ローストビーフはちいさくて分かりにくいし、
そもそもなぜローストビーフ?と思われるかもしれません。

そんな質問をされてもなんだか照れくさいから
あまりひとに見せたい写真ではないのです。
だったらどうしてこの写真を持ち歩きたいのか?

この写真を撮った日、夜中まで準備した日、将来の話をしたりして過ごした会期中。
写真の瞬間のまわりで流れていた時間のなかで考えたこと、話したことや感じたことは
今となっては青くさいことではあるのですが
なんだかふとしたときに思い出しては「がんばろう」と思わせてくれるのです。

よく働き、よく食べ、よく遊び、精いっぱいで日々を過ごす。
そうしてまたこういう気持ちになれる写真を自分の中でどんどん更新していけたら、
すてきな大人に近づけるのかな、と思ったりする今日このごろです。

ショップスタッフ いまい