「ポルトドフォトケース」のこと

たとえオーダーが少なくなったとしてもずっと創り続けたいと思うプロダクトがいくつかあって
このポルトド・フォトケースはそのひとつです。

手のひらにおさまる日々持ち運べるフォトフレーム。
チェキサイズのフォトフレームがついたICカードケースで
ポルトド(Porte de…フランス語で「~の扉」)ギミックにより
フタを回転させることで写真立てとして自立します。

ICカードケースとフォトスタンドの2WAYというよりは
運んだその先で立てかけるという一連の動作が1WAYになればとデザインしたプロダクトです。。。
なのですが、今はそのコンセプトよりも頻繁に開けなくても「モノ」としての写真を肌身離さず持ち歩くこと自体がなんだか特別なお守りのようで愛おしいことだと思うようになってきました。

写真をプリントすること自体が年々少なくなってきたからか
それでも紙として、モノとして写真を残したいとオーダーされるお客様の
一枚の写真への想いはむしろ強くなってきている気がします。
(店頭で実際に中に入れる写真を拝見させていただいたり、写真にまつわるお話をうかがうと本当にその想いに心打たれるがたくさんあります。)

オンラインでのお取り扱いは今月いっぱいでいったん終了となりますが、
来年の写真月間ではまた登場させたいなと思います。

こちらは篠原愛用のポルトド。
同じく日々愛用しているカメラトート・ククリにリールストラップをつないで使っています。
毎日お供にしていたら色も質感もずいぶん深まりました。

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創作家・篠原智之