日々の風景

トワトワトのこと-その1

2019.2.2 〜 2019.2.11

篠原です。
北海道・洞爺でのトワトワトの展示にお越しいただいたみなさま、
共に場を創っていただいたみなさま、本当によい時間をありがとうございました。
あらためて展示のことを振り返りたいと思います。
(やっぱり膨大になりそうなので少しづつ)

今年から創作家としてスタートする中で、なんとなく篠原写真から離れてしまったのか?
と思われがちな方もいらっしゃったかもしれませんが、僕の中で写真は当たり前に日常の一部であり、創作であり、トワトワトでは少しでも今の写真をお伝えしたいと一枚の写真を展示しました。

ラムヤートのマスキさんと創った写真と灯の空間。
暗がりの中で静かに灯された写真は涙の結晶の写真のネガをサイアノタイプでプリントしたものです。
通常は感光剤を塗って光にあてたあと、水で現像して像を定着させるのですが、
サイアノタイプの感度の低さを利用してあえて定着させずに展示期間中ずっと現像し続ける→像が少しづつ消えていくというなんとも分かりにくい展示スタイルでした。
(もっとツラツラ書いてたのですが、長い割にわかりにくいので割愛しました…興味ある方は直接篠原に聞いていただけるとツラツラ話します笑)
正直技法はどうでもよくて、実際の涙の結晶も時間とともにカタチが変わったり、消えてしまったり、そういうはかない「時間そのもの」を展示したいと思いました。

展示スペースの「間」が気になって、急遽トワトワトの案内人tokkikkiあやさんにコトバをお願いしました。
写真に添えるコトバではなく、同列で浮かんでいるようなコトバを。



涙の粒から 

碧い舟が生まれた

透明な夢の香りを放ち

湖の鏡に広がる輪

果てないときを 紡いでゆく



トワトワト


このコトバは2年前のトワトワトで朗読された詩の一節。
あやちゃんは預言者なのだろうか?

最終的に展示作品は深い碧の写真になりました。

消えていくようで産まれていく写真。

まさに涙の粒は碧い光の舟となりました。



初日に見た月夜にかかる虹も奇跡みたいで、
toitaトモコさんと車の中で話していたアオの話が蘇る。
夜が訪れる手前のうっすらアオの時間が好きで、
海外ではいろんなコトバがあるけど、日本ではしっくりくるコトバがない。
それなら勝手につくっちゃおうかって盛り上がりました。
この碧い舟を見ていくつか浮かんだので、
また答えのない答え合わせをするためだけに旅しにいくのもいいな。

たくさんの力添えで実現した展示でした。
それぞれの創作や演奏会についてはあらためて綴りたいと思います。

創作家 篠原智之


【トワトワト巡回展のお知らせ】 


開催地:卉奏

2/2〜2/11 作品展

2/4(月)、2/10(日)篠原智之写真ワークショップ「仄光の標本」

2/11(月)西森千明&repair演奏会、tokkikkiの炊き出し

※予約受付は1/6よりトワトワトのサイトより受付いたします。

詳しくは近日お知らせいたします。