ギャルリ・キソウ企画展

富山義則 熊谷聖司 寫眞展「歩みゆく時間 時間のための時間」

2016.4.11 〜 2016.5.1

ポラロイドフィルム809
もう10年以上も前に製造中止になった8x10インチサイズのフィルム。

そのとっくに期限の切れた写りの悪いはずのフィルムと
向き合う二人の写真家たち。

「まるで未知の寫眞機が標した時間の標本のよう。」

富山義則、熊谷聖司
二人の写真家が何かを留めようと未来に標した時間、
役目を終えたフィルムがそれでもなお光を待ち続けながら見てきた時間、
そんな時間が溶けあって、輪郭のなかった世界に美しいかたちを与える。

写真とは時間というかたちのないものを結像してくれる
唯一のモノなのかもしれません。

今もなお変化し続けている生きた寫眞。
光が留まっているという当たり前の奇跡はなんと儚く、
なんと愛おしいことなのでしょう。

〇 開催日
2016.04.11(mon) – 05.01(sun)
open : 12:00 – 20:00
水曜休廊

〇 開催場所
GALERIE KISOU

〒542-0081
大阪市中央区南船場3-7-15 
北心斎橋サニービル西側B1
tel : 06-6282-5533

〇 作家

富山さんPF

富山義則

フリーランスフォトグラファーとして出版物を中心とした撮影を重ねながら、自然や歴史をテーマに数多くの写真展を開催。
『別冊宝島』(宝島社)の表紙や『田舎暮らしの本』(宝島社)などを手がけ、現在は『琉球古道』をテーマとした沖縄に遺る歴史遺産の撮影を続けている。
長年住み慣れた部屋が来年に取り壊されることとなり、本展はその30年分の「憶いが染み込んだ部屋の在る時間】を展示する。

熊谷さんPF

熊谷聖司

第十回写真新世紀公募優秀賞『第三回写真新世紀展』年間グランプリ受賞。
人物撮影を中心に雑誌等で活躍する傍ら、写真展や写真集の制作など、積極的に創作活動を展開している。
自身の運営する「マルクマ本店」にて写真集も販売している。
高円寺の路地裏を大判カメラを使いながらもスナップショットするような感覚で撮影。
本展は今を撮りながらも記憶の奥底にあるような「時間を超えた新たな時間」を展示する。

〇 作家在廊予定
● 熊谷聖司さん
・15日夕方~
・16日、17日終日予定
・29日蔦屋トーク後、夕方から
・30日ソラリスでワークショップ( 11 – 17時 )
・1日ソラリスで夜トークイベントのため、キソウ、ソラリス両方に

● 富山義則さん
・15日金曜日の夕方~
・16日の午前
・17日終日
・18日午前中
・29日蔦屋トーク後、夕方から

※あくまでも予定となります。変更する場合がございますのでご了承下さいませ。

〇 時を超えて写した時間
book2

装丁の細部にまで想いの込められた写真集「Time after time / Time for time 」
交じり合わないはずのふたつの時間は、めくるたび残像を伴い、此処だけに存在するあるひとつの時間を創りだす。
不思議な感覚とともに、この本もまた物質化した時間のかけらのようにとても愛おしい存在です。
本展にてお買い求めいただけます。  

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また時を同じくして、4/26(火)~ 5/8(日)まで、
ギャルリ・キソウから徒歩3分程の場所にあるソラリスにて
熊谷聖司 写真展「青について」が開催されます。

青とはなにか

様々な作品に触れ、感じ、創り上げてきた作品の中から
『FOCUS』『WE CAME DANCING ACROSS THE WATER』『BRIGHT MOMENTS』
の3シリーズより「青」を軸にした作品が展示されます。

「歩み行く時間 時間のための時間」とはまた違う、青の余韻。
まるで記憶の片隅をそっと撫でるかのような熊谷さんの作品は、
目の前にある事実だけではない、そこから先に産まれる何かを教えてくれるかのようにも感じます。
ぜひこちらもあわせてお楽しみにください。

<関連ブログ>
・富山義則 熊谷聖司 寫眞展「歩み行く時間 時間のための時間」は5/1(日)までの開催となります
・寫眞をつなぐモノヅクリ