「ビロウドの森」カシェ・バルジのこと

「ビロウドの森」について

「ビロウドの森」は
創作家 篠原智之が旅をした、屋久島の風景から産まれました。
2000年もの間この森を見守ってきたという大きな杉の木に会いに、
雨と霧の境目もわからない森を進みながら出会った、深いビロウドの景色。
プロダクトにこめられた「森の色」は苔や葉、その緑だけにとどまらず、木々や土、生き物の色まで含んでいます。

革について

屋久島の森をイメージした緑の革は、フルベジタブルタンニンなめしの牛革を使用しています。使い込む程に色味は深く、質感も柔らかく馴染んできます。 表面にはシボと言われる凹凸があるのが特徴です。
※シボの入り方や、お色味には個体差がございます。シボが少ないものや、多く入ったもの、など様々です。恐れ入りますが革の表情はお選びいただけませんのでご了承下さいませ。

※バルジで使用する革は主に黄みがかったカーキっぽいお色味となります。イメージでの画像とは異なる場合がございますので、予めご了承下さいませ。

動物が生きてきた証、革そのもの傷やムラ感なども含めて、ひとつしかない表情として、わたしたちは大切に使わせて頂いております。いただいた命の欠片であり無駄な部位はなく、その生きた軌跡をお愉しみいただけましたら幸いです。

仕様について

「bulge(バルジ)」は膨らみという意味からついた名前。
肩に当たる部分は肩への負担を軽減するために太めに、ふくらみをつけた仕様です。一枚革で繋ぎ目がないため一体感があり、斜め掛けにした際にスムーズにスライド出来ます。

金具を全てレザーのカバーでくるんで隠した「カシェ」。カシェとはフランス語で「隠す」という意味があります。
カバーは金具を隠す役割ですが、カメラとストラップを繋ぐ場所でもあります。しっかりと強度を保つため表側と裏側を二枚張り合わせた仕様となります。

また、今回カバーには鉄染めの革を使用しています。鉄染めはタンニン鞣しを施した馬革を鉄で染めて創っています。染料は一切使わず、タンニンと鉄の化学反応によって革が染まってゆき、鉄染め独特の茶色が産まれます。かすかな濃淡のムラがあり、味わい深い表情の革です。

テープ部分には牛革とナイロンを貼り合わせて縫製したテープを使用。
しっかりと強度があり、重いカメラでも安心してお使い頂けます。

ストラップの裏側は撥水加工を施した革を使用しており、汗や水などによる染料の色移りの心配を最小限に抑えることが出来ます。
表革を使用していますので、革ぼこりがたたず、衣服へ革くずがつくのを防ぎます。

※激しい摩擦や環境により、多少色移りする場合がございます。革の特性上、全く色移りを防ぐものではございませんので、予めご了承下さいませ。

サイズについて

「ビロウドの森」では革の大きさの関係上、標準サイズの110センチのみの承りとなります。予めご了承下さいませ。
※長さは先端のテープ部を含む端から端の長さ(カメラにとりつけた状態ですので先端のテープを折った状態)の最長の長さになります。

「ビロウドの森」は革のご用意に限りがございます。
限定製品につきましては出来るだけたくさんの方にお届けができますように、恐れ入りますがお一人様1点までのご購入をお願いしております。
受注予定数に達しましたら終了となりますので予めご了承下さいませ。
納期は5週間頂戴いたします。

販売開始は 6月22日(月)20:00~ を予定しています。

オンラインページ 《限定製品》ショルダーカメラストラップ「ビロウドの森」カシェ・バルジ
※こちらは販売開始よりご覧いただけます。

お楽しみにお待ち下さいませ。