作品展「森の在る部屋」は明日まで。
2018年9月16日
DECO+篠原智之による作品展「森の在る部屋」。
明日17日が最終日となります。
DECO+さんは鉄の灯や燭台、ツリースタンド、一輪挿しなどの鉄モノや
植物の現物鋳造による装身具やオブジェ、原石そのままの美しさを活かした天然石の装身具など、
たくさんの創作物によってこの部屋に森の在る世界を創っています。
篠原からは食卓「森に棲む灯」でもお披露目しました
金属x木のプレートや真鍮や洋白の茶則や匙、
うつわやカトラリーなどの暮らし道具と
金属でできた森屑の標本を展示しています。
この風景のきっかけは岡山のDECO+さんのアトリエにサプライズでお邪魔したときのこと。
今、思うと申し訳ないのですが急に訪れたにもかかわらず、そこにある流木と鉄を使って即席のテーブルをセッティングしてもてなしてくださいました。
それが本当の森の食卓のようで、「部屋に森の風景がある展示をやりたいね。」
とこの企画が進んでいくことになります。
移転前のギャルリ・キソウでも展示していただいたことがあるのですが、そのときに購入した鉄と古木のツリースタンドは実は卉奏でのエントランスにもオープンの時から佇んでいます。
明日で展示が終わるかと思うとさみしくもありますが、あのときからつながる風景はきっとこれからもかたちを変えて続いていくのだと言い聞かせています笑。
篠原智之の創作物。
大きな木々はDECO+さんが岡山から運んでくださいました。
少しづつ朽ちて日々変化していく展示。
この部屋にできた森の最後の風景の中、お待ちしております。
卉奏 創作家・篠原智之