西野詩織×篠原智之”omo-yai”より「ifu-tafu」

6月よりはじまりました西野詩織×篠原智之によるコラボ創作「omo-yai」。

おもやいとは九州の方言で「ひとつのものを分かち合う」という意味があります。

“一つのものを分けっこして 誰かと同じ時間を過ごす”

をテーマに毎月ひとつ、12ヶ月に渡り合作作品を卉奏にて展示販売します。

※とってもお待たせしますが、お渡しは12の月を重ねたあとになります。

こちらは第一弾、「ifu-tafu」。

イフタフとはアラビア語の「イフタフ シムシム(開け、ゴマ)」と古い日本のコトバ、 「いふ(話す)、たふ(返事)」の二つの意味を重ねた言葉。

西野さんの陶の扉、篠原のカトラリー+カトラリーレストのセットになります。
ふたつでひとつ、ひとつでふたつ、omo-yaiの食卓のはじまりに。
※こちらは売約済みとなりました。

西野さん創作の宝物を散りばめたような陶の扉はふたつに別れてお皿として食卓を彩ります。

篠原創作の真鍮の錠前は平安時代に使われていたという海老錠をモチーフに創りましたが、本当に錠として機能します。

(鍵をなくすと開けれなくなります…)

欠落の輪郭は存在の輪郭でもあり。

創作を重ねて西野さんの欠けた陶板に惹かれる理由がわかった気がします。

扉を開くちょっとしたひと手間、そのとき産まれる会話、

omo-yaiからはじまるそんなちいさなこと。


「ifu-tafu」

陶の扉…西野詩織

錠前のカトラリーレスト&鍵、

真鍮×流木のフォークのセット…篠原智之