repair solo exhibition 「不在の存在」のこと

絵と音と言葉のユニットrepair の new album「不在の存在」の発売を記念した作品展を
現在、卉奏で開催しています。

repairの作品はひとつひとつの曲に言葉と絵があります。
それは、音楽だけでも、絵だけでも、言葉だけでももちろん楽しめ、
あらゆる世界を想像することができるのですが
全部を併せて感じたとき、パズルのピースがぴったりとはまるように
知ってしまった彼らの世界に、何とも言えない心地好さを感じるのです。

今回の展示ではnew albumの1曲ずつ、全部で9つの作品をご覧いただけます。

そして会場の中央には、作曲で書き込まれた谷口有佳さんの楽譜、
日下明さん直筆のイラストも譜面台に展示しています。

これは「不在の日々は音楽に変わる」のイラストがそのまま飛び出してきたかのよう。
誰もいない椅子だけど、確かにそこに居ただろう気配、
9篇の物語は、そんな「気配」をテーマに創られています。

不在の席には詩画集もご用意していますので
ぜひ、腰かけてゆっくりと物語のページを開いてくださいね。

album「不在の存在」はbox仕様(シリアルNO入り)で
CDと詩画集がセットになった初回限定版を先行発売しています。
その他、これまでの作品集やポストカードもたっぷりとご用意しています。

そしてもうひとつ。
卉奏の蔵「光の在り処」ではrepairと篠原智之のコラボ作品「星を結う鳥」をご覧いただけます。
これは谷口さんが手がけたオルガニート(紙のシートに穴を開けて、手回し式のオルゴール)に、
それを奏でる装置を篠原が創作しました。

シートに開いた穴は欠損した何かであり、その欠けてしまったものが音楽を産む。
まさにこの作品展のテーマとも
「こわれたらはじまり」を掲げるrepairのテーマとも重なります。

そんな小さな穴を眺めていると遠くで灯る星々のように見えてきて、
産まれたのが篠原創作の星を巡る鳥の彫像です。
ぜひ暗闇の中、光と音の奏でをお愉しみください。

最後に日下さんがご自身のHPで書かれている「不在の存在」について。
ぜひご覧くださいませ。

Akira Kusaka Illustration and Graphics
「不在の存在」

作品展は9/30(月)までの開催となります。
平日も19時まで営業しておりますので、お仕事の帰りにもぜひお立ち寄りくださいね。

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repair solo exhibition
「不在の存在」

絵・トロンボーン:日下明
言葉・ピアノ:谷口有佳

■ 会期 2019年9月21日(土)ー9月30日(月)
 お休み:9月24日(火)
(※29日は演奏会のため展示のみをご覧になる方は17:00よりご入場頂けます。)

■ 営業時間 13:00-19:00

■ repair 演奏会
2019年9月29日(日)
open 14:30/start 15:00
※こちらは満席となりました

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