是枝錬太郎作品展「草葉につたう」のこと

現在、卉奏では 是枝錬太郎さんの作品展「草葉につたう」を開催しています。
是枝さんの手から産まれてきた草葉のかけらたちは
なにか魔法の形ではないのかと思ってしまうような
そこに確かに命が宿り、呼吸している森の造形物。

そっと植物たちの聲を聴きながら植えられた
ひとつひとつの葉や小さな花
重なる層と豊かな色彩
見れば見るほど、新たな景色に気づかされます。

是枝さんは卉奏の小さな森も手掛けてくださったひとり。
今回の作品には卉奏の森から摘んだ草葉たちも、
作品の中に取り入れてくださいました。

中でも灯りは卉奏の創作家 篠原智之との共作で、
本展だけでご覧いただける作品です。

篠原が真鍮を使って骨組みを創り、是枝さんに自由に森を植えてもらいました。
葉に当たる仄かな光が
葉の繊細な輪郭や、その造形をより美しく魅せてくれます。

今回新しく産まれてきた形は丸い輪。
会期初めに開催した食卓「一輪の森」でもさまざまな輪がありましたが
作品も、卉奏の森も、植物の集まりであり
独立した個の存在でもあること、
そして朽ちてはまた産まれる自然の循環。
全ては繋がっていると、そんなあたたかで深い輪を想います。

卉奏の蔵「光の在り処」では
会期中に届いた、今まさに新しく仕上がった作品があります。

土の中に広がる根。
それはまさしく核の部分で、この根っこからすべての草葉へと繋がるような
力強くも儚くもある作品です。
暗がりの中、光を放つ命の根源。
全貌はぜひ実際にご覧くださいませ。

蔵の作品以外は全てご購入していただけます。
小さなものはすぐにお持ち帰り頂け、大きな作品は会期終了後のお渡しとなります。
ぜひ心惹かれるひとつの森を見つけてくださいね。

そして実は、まだわたしたちも出会えていない灯りの作品が
あと数点、届く予定となっています。
こちらも篠原との共作です。
会期中もずっと是枝さんは新しい作品を創り続けてくださり、
離れた場所で、共に同じひとつの時間を過ごしているように感じます。

また、会期は22(火)までの予定でしたが、
届く作品を少しでも長くみなさまにご覧いただきたく思い
3日間延長することになりました。
追加日程は下記となります。

10/25(金)14-20時
10/26(土)13-19時
10/27(日)13-19時

※25日(金)の18時からはスポットライトをすべて消して
是枝さん×篠原の共作の灯だけで過ごす「草葉に灯る」を開きます。
ささやかですがお茶などふるまいたいと思います。
この時間、壁面の作品は篠原創作の灯「星影のしるべ」で照らしてご覧ください。

この日は20時まで開けていますので、
いつもはご来店が難しいお客様にもお越しいただければうれしいです。
ぜひ、お立ち寄りくださいませ。

ほし