chikuni作品展「余光」
chikuni作品展「余光」
「余光…日が暮れても残っている光。
それは音楽を終えたあとも微かに響き続けている美しい奏でのよう。
絶えることのない光と音。
余光が灯すその先に。」
今展ではchikuniの定番作品に加え、
新作の灯や音の出る創作物も展示販売いたします。
卉奏の蔵「光の在り処」では光と音のインスタレーション作品もご覧いただけます。
また、chikuniの或る風景をひろげる素敵な方々を
お招きしての食卓と演奏会も開催いたします。
イベントの詳細はあらためてお知らせします。
どうぞ、ご期待ください。
【開催日】
3/30(土)-4/7(日)
12-19時
※4/2(火)休み
[出展予定作品]
燭台ランプ
角台座照明
丸台座照明
蛇腹照明
枯淡(吊り下げ照明)
book on the wall
paper in the air
ウォールクロック
十字の鍋敷き
音楽を飾るように
新作の灯や音の出るモノ
[作家在廊予定日]
4/6.7
<イベント(chikuniの在る風景)>
【食卓】
3/31(日)、4/1(月)の二日間
・お食事 と喫茶。
「月の石」さんとの食卓「余乎」。
chikuni作品に囲まれた空間の中でお召し上がりいただきます。
※くわしくはリンク先をご覧ください。
※予約制となります。
【演奏会】
4/7(日)
小松陽子ピアノ演奏会「余奏」。
chikuniの灯を灯しての演奏会
※くわしくはリンク先をご覧ください。
※予約制となります。
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<卉奏より>
chikuniのアワヤさんとはじめてお会いしたのは
10watts Field & Galleryで開催されていた作品展「球体」でした。
球体をテーマに様々な作家作品と古道具が一緒に展示されていましたが、
その境界に線をひくことは野暮だと思えるくらい、ひとつひとつが夜空の星々のようにずっとそこに在ったかのように、または今まさに誕生した星のように同列で点在していました。
この感覚、chikuni作品のひとつの創作物からも感じとることができます。
chikuni作品の代表作とも言える「book on the wall」はアートブックなどを飾るための道具で、お店ではもう3年以上展示のキャプションを飾っています。
展示のひとつひとつにたくさんの思い入れがあるため、終わりを迎えるときはいつもさみしい気持ちでいっぱいになるのですが、なにげにこのキャプションをはずしたときの何も飾っていないbook on the wallを見るのが楽しみのひとつでもありました。
飾るためにあるものなのに、飾らない姿を見たいなんて不思議ですが、これまでの展示の物語をすべて知っているからかその気配のすべてを纏い続けているように感じるのです。
今も時間を含みながら生き続けている創作物。
chukuni作品をみているとそんなことを感じます。
余光。
陽が暮れても残っている光。
暮らしの中でもその絶えない光と音を感じることができればなんと豊かなことでしょう。